代表者ごあいさつ

　当事務所のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。事務所代表の岩本と申します。

　私が社会福祉士を目指したきっかけは、市役所での経験があったからです。定期異動で障害福祉課に配属され、福祉の仕事に初めて触れました。当時の社会情勢は、聖域なき行政改革、郵政民営化の流れの中、障害者の取り巻く環境も大きな転換点を迎えていました。

　障害者自立支援法－現在の障害者総合支援法－が施行され、障害福祉サービスの利用者は、介護保険と同様に、サービス費の１割負担を求められました（応益負担）。障害者自立支援法以前の支援費制度では、応能負担（能力に応じた負担）であったため、経済的に余裕のない方のサービス利用料の負担はありませんでした。それが突然明日から１割負担を求められるのです。当事者もご家族も不安と怒りで混乱され、障害福祉課内では市町村独自の支援策を検討するなど、突然の国の方針転換に振り回されていました。

　このような経験から、障害や疾病があり日常生活を送ることが困難な方、労働に支障をきたす方に障害年金という経済的支援をお届けしたいという想いで、社会保険労務士を目指しました。重い障害があるにもかかわらず障害年金を受け取ってない方も少なからずいらっしゃいます。また、自分はもらえないと最初から諦めてしまわれている方もいらっしゃるでしょう。障害や疾病があることで経済的に困窮されることのないよう、障害年金という制度を知っていただき、受給できるようお手伝いができればと考えております。

　少子高齢化による人口減少社会のなか、これまで以上に自己責任が求められています。私は、そんな時代だからこそ、誰一人として社会的安全網からこぼれるおちることがないことを強く願っております。国や制度に頼らざるを得ない人々が不安にさいなまれることなく、安心して生活が営めるよう、障害年金という経済的支援、成年後見人等の福祉的支援をお届けすることにより、微力ながらお役に立てればと考えております。お気軽にご相談いただければ幸いです。